概要

アドラー心理学検定1級は、特定非営利活動法人日本統合医学協会が認定する民間資格である。同協会は内閣府認証のNPO法人で、メディカルアロマやメディカルハーブなど複数の民間資格を同じ枠組みで展開しており、本検定もそのラインナップの一つにあたる。

試験は完全オンラインで実施する。パソコン・スマートフォン・タブレットからインターネット経由で受験でき、決まった試験日は設けられていない。受講期間内であればいつでも受験できる。ただし独学での受験はできず、協会が提供するオンライン講座を受講した人だけが受験資格を得る仕組みになっている。現在案内されているのは1級のみである。標準的な学習期間は、受講2ヶ月・試験1ヶ月を合わせて最大3ヶ月が目安とされる。

学習内容は、アドラー心理学の基本となる共同体感覚や「勇気づけ」の考え方を中心に、日常生活や仕事の場面への応用を扱う構成になっている。動画講義を視聴しながら確認テストを重ねる形式で進む。

合格基準・合格率は公式に公表されていない。ネット上には「70点以上が合格ライン」「動画講義からの出題のため合格率は高いとみられる」といった第三者の情報もあるが、いずれも協会の公式発表ではなく推測の域を出ない点には注意したい。

メリット・デメリット

メリット

  • 完全オンラインで完結する。教材の視聴も試験も自宅や外出先から進められ、通学の必要がない。
  • 受講料に試験料が含まれており、合格すれば追加費用なしで資格取得まで進められる(再試験の場合のみ事務手数料が別途必要)。
  • 学習期間の目安は最大3ヶ月と短く、まとまった年月をかけずに取り組める。
  • 講座の提供元と検定の認定元が同じNPO法人であり、申し込みから資格取得までの流れが分かりやすい。

デメリット

  • 独学での受験はできない。検定だけを単体で受けることはできず、必ず協会のオンライン講座を申し込む必要がある。
  • 合格基準・合格率が公式に公開されておらず、難易度を事前に数値で把握しにくい。
  • 対人援助の実務技術を訓練する内容ではなく、共同体感覚や勇気づけといった基本概念の理解が中心になる。カウンセリングの実地スキルを求める人には物足りない可能性がある。

料金・期間

受講料は一般受講が43,560円(税込)、モニター受講が21,780円(税込)である。モニター受講は、講座修了後にアンケートの提出が条件になる。いずれの料金にも教材・eラーニング講座・試験料が含まれており、合格すれば追加費用は発生しない。不合格で再試験を受ける場合のみ、事務手数料5,500円が別途かかる。

学習期間の目安は最大3ヶ月で、受講に2ヶ月、試験に1ヶ月をあてる想定になっている。1日あたり30分程度の学習ペースが目安とされている。

上記以外の料金や条件については、時期によって案内が変わる可能性があるため、公式サイトで確認してほしい。

向いている人

アドラー心理学検定1級は、自分自身や家族の心の健康のためにセルフケアの知識を身につけたい人に向いている。仕事で人と関わる機会が多く、心理学の基礎知識を日々の対人関係に役立てたい人にも合う内容だ。まとまった学習期間を確保しにくく、オンラインで自分のペースで進めたい人にも取り組みやすい。

一方で、心理カウンセラーとしての実務スキルや臨床的な技法を体系的に学びたい人には、本検定だけでは物足りない可能性がある。その場合は、対人援助の実地訓練を含む他の心理系資格もあわせて検討するとよい。

申し込み

アドラー心理学検定1級は、講座の受講料に試験料までが含まれており、申し込み後は教材とオンライン試験だけで資格取得を目指せる。学習期間の目安も最大3ヶ月とまとまっており、オンライン完結で始めやすい。

日常や仕事にアドラー心理学の考え方を取り入れたい人は、下記リンクから詳細を確認したうえで申し込みを検討してほしい。