概要
ペット共生住宅管理士検定は、公益社団法人日本愛玩動物協会が運営する民間資格である。「ペットと一緒に暮らす」という価値観が広がるなかで、人の利便性だけでなくペットの習性を踏まえた住まいづくりができる人材を育てることを目的にした検定で、級区分はなく単一の検定として実施される。
注意すべき点として、この検定は誰でも受験できるわけではない。受験資格として2級以上の愛玩動物飼養管理士の取得が必須で、申込時には愛玩動物飼養管理士の認定登録番号の入力が求められる。つまりペット共生住宅管理士は、愛玩動物飼養管理士を土台にした応用資格という位置づけであり、これから初めてペット関連資格に挑戦する人がいきなり申し込める検定ではない。
出題は4択方式で40問、試験時間は40分。会場に出向く必要はなく、申込後に発行されるIDとパスワードを使ってオンラインで受験する仕組みだ。決まった試験日はなく、申込から6か月以内であれば都合の良いタイミングで受験できる。
メリット・デメリット
メリット
- 運営元が内閣府認定の公益社団法人であり、営利企業単独の講座とは異なる裏付けがある。
- オンラインで申込から受験まで完結し、決まった試験日を待つ必要がない。申込から6か月の間で自分のペースで受験日を選べる。
- 級区分のない単一検定のため、取得までの制度がシンプルで分かりやすい。
デメリット
- 受験の前提として2級以上の愛玩動物飼養管理士の取得が必要であり、この検定単体を目的にいきなり申し込むことはできない。
- 合格基準・合格率とも公式には公表されていない。難易度を数値で判断したい場合は公式サイトで確認するしかない。
- 学べる内容がペットと住宅・不動産という領域に絞られているため、汎用的なペット資格として使える範囲は広くない。
料金・期間
申込プランは2種類ある。テキストと検定がセットになった「テキスト・検定セット」が20,000円(税込・送料込)、テキストなしで検定のみを受ける場合は5,000円(税込)。テキスト・検定セットに含まれる教材は次の3冊である。
- 「ペット共生マンションの適正化推進ガイドライン」
- 「これだけは知っておきたい 飼い主のマナーハンドブック」
- 「ペット共生住宅管理士 住宅と地域環境づくりの仕組みと方法」
受験期間は申込から6か月以内で、固定の試験日はなくオンラインで随時受験する形式。合格した場合、試験日からおよそ2〜3週間後に合格認定証が郵送される。合格基準・合格率は公式サイトに具体的な記載がないため、最新の情報は公式サイトで確認してほしい。
向いている人
想定される取得者層は、建設会社・工務店、不動産会社、設計事務所、管理会社(ペット共生マンションの運営)、マンションオーナーなど、住宅・不動産に関わる業種の実務者である。加えて、こうした業界への就職を考えている人にとっても、ペットと暮らす住まいづくりの知識を示す材料になり得る。
すでに2級以上の愛玩動物飼養管理士を取得していて、その知識を住宅・不動産分野に応用したい人には申し込みやすい検定といえる。逆に、ペット関連資格を初めて取得したい人は、先に愛玩動物飼養管理士の取得を検討する必要がある。
申し込み
ペット共生住宅管理士検定は、申込から受験までオンラインで完結するため、忙しい実務者でも取り組みやすい。運営元が内閣府認定の公益社団法人である点も、住宅・不動産の実務でこの知識を活用する際の裏付けになる。2級以上の愛玩動物飼養管理士をすでに取得していて、ペットと暮らす住まいづくりの知識を体系的に確認したい人は、下記から詳細を確認してほしい。