ウェブサイトの集客をどう学べばいいか迷う人は多い。SEO、SNS、広告と範囲が広く、何から手を付けるか決めにくいからだ。ウェブマスター検定は、この「ウェブ集客全般」を級ごとに区切って学べる民間検定である。運営は一般社団法人 全日本SEO協会。

ウェブマスター検定の概要

ウェブマスター検定は4級・3級・2級・1級の4段階で構成される。下の級ほど基礎、上の級ほど実践的な内容になる。

  • 4級:ウェブと集客の基礎知識。完全な初心者向け。
  • 3級:サイト制作・デザイン・システム開発の基礎。
  • 2級:SNS・SEO・YouTube・オンライン広告による集客。
  • 1級:訪問者を購入者に変える手法と、サイトの問題解決。

試験は選択式80問、試験時間は60分、合格基準は得点率80%以上である。受験は会場とオンラインの2通りがある。会場は東京・大阪・名古屋・神戸・福岡の5都市、オンラインはIBT方式で実施される。試験日程は公式サイトで確認してほしい。

同じ全日本SEO協会が運営する「SEO検定」がSEOに特化しているのに対し、ウェブマスター検定は制作から集客、成約までを横断的に扱う。ウェブ運営を全体像で押さえたい人に向く。

メリットとデメリット

メリットは次のとおり。

  • 級が分かれているため、自分のレベルに合わせて始められる。初心者は4級から、実務経験者は上位級からと選べる。
  • 学ぶ範囲がウェブ集客全般に及ぶ。制作・SNS・SEO・広告・成約までを一通り整理できる。
  • 出題は選択式80問で、対策の的を絞りやすい。

デメリットは次のとおり。

  • 合格基準が得点率80%以上とやや高め。取りこぼしを減らす必要がある。
  • 範囲が広いぶん、覚える項目が多い。特に1級は扱う内容が増え、学習量が大きくなる。
  • オンライン受験は会場受験より受験料が高い。受験方法で費用が変わる。

料金・学習コース

受験料は級と受験方法で異なる(いずれも税込)。

級会場オンライン
4級6,600円8,800円
3級6,600円8,800円
2級7,700円9,900円
1級9,900円11,000円

独学向けに教材だけを買うこともできる。公式テキストは4級・3級が各3,542円、2級が3,762円、1級が4,642円。問題集・模擬試験は全級共通で2,552円である。

まとめて学びたい人向けに、公式のダウンロード学習コースがある。コース料金は4級13,200円、3級15,400円、2級19,800円、1級22,000円(税込)。図解入りの公式テキスト、問題集、模擬試験、ビデオ講座に加え、受験料1回分が含まれる。教材を個別にそろえて受験するより、必要なものが1つにまとまる形だ。

標準的な学習期間は公式サイトで確認してほしい。

こんな人に向いている

  • ウェブサイトの集客に悩んでいて、体系立てて学び直したい人。
  • 就職・転職・昇進に向けて、ウェブ運営の資格を1つ持っておきたい人。
  • 自社サイトやブログの運営を担当していて、制作から集客までを横断的に理解したい人。
  • ウェブ業界の未経験者で、基礎の4級から段階的に進めたい人。

申し込み

これからウェブ集客を体系的に学ぶなら、公式のダウンロード学習コースが手堅い。図解入りテキスト・問題集・模擬試験・ビデオ講座がそろい、受験料1回分まで含まれるため、教材選びと申し込みを分けて考えなくて済むからだ。まずは自分のレベルに合う級を選ぶとよい。